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クラシック音楽と少年鑑別所のお話

2016-12-07
今回は、あるアメリカ人の、指揮者のエピソードを書かせていただきます。

彼が、ある少年鑑別所のボランティアコンサートで演奏会をした時の事です。


聴衆は皆、ビアノやバイオリンなどに触れたことがなく、ましてクラシック音楽など始めて聴く少年達でした。

演奏が終って、在る少年が彼に近寄り、
思いも掛けない言葉を、言ったそうです。


それは、

「僕は、お兄さんを殺された体験がある。その時は涙が出なかったんだ…」と。

彼は続けて、
「でも、今この曲を聴いてぼくは、兄を思い出して涙が止まらなかった…。」

そう言ったそうです。


私たち人間には、必ず心に触れる音楽があるということ。
クラシックをはじめ、皆、音楽が大好きなのだということを伝えてくれるお話でした。

ただ、まだその音楽を知らないから、好きでは無いと思い込んでいるだけだと…。

私は、本当にいいお話だと思い、また、楽器演奏もそれと同じだと思います。

身近にある昔好きだったCDやレコード、これまで聞くことのなかったクラシックなど、ふと、なにげなく音楽に触れることで思わぬ喜びを感じられるかもしれませんね。

お休みの日は、心にゆとりを持ってお子さんと音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?